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ライトノベル

ライトノベルの発売日、収録内容などは「関連グッズ」のライトノベルに記述。

概要

「涼宮ハルヒの憂鬱」は角川書店の角川スニーカー文庫から2003年に出版された、谷川流のライトノベル作品である。現在では9巻まで発売されており累計で500万部を売り上げるなど、いまだに連載の続いている人気作品である。

また1996年から行われている「角川スニーカー大賞」において過去3人目、1998年以来5年ぶりの大賞を受賞したこともあり、当時から作品の評価は高かったと言える(角川スニーカー大賞は毎回受賞されるものではなく、相応しい作品が出たときに限り受賞が行われる)。

原作は既刊9巻(2008年4月現在)。単行本の表題は「涼宮ハルヒの○○(漢字2文字)」。(雑誌「ザ・スニーカー」の連載を初出とする作品と、書き下ろし作品を含む。

ハルヒファンの間では最後の漢字二文字で作品が呼ばれている。「涼宮ハルヒの消失」であれば、「消失」と呼ばれる。

作品舞台

舞台は、作者である谷川の出身地・現住所である兵庫県西宮市とされる。ハルヒやキョン達が通う県立北高等学校(北高)も、長い坂を登った山の上にあるという描写などやはり谷川の出身高校である兵庫県立西宮北高等学校がモデルで、その他の風景も西宮市を中心とする阪神間の風景を基に描かれている。そのためこの地を訪ねるファンも多い(俗に「オタクの聖地巡礼」と呼ばれる)。

原作で実在の地名が使用されたことはなく、キャラクターに地域の訛り(関西弁)もなく、地理描写が西宮市周辺の地理と一致する以外は特定の地域を意識した描写はない。

席替えのくじを入れた空き缶も、関西ではあまり馴染みのない鳩サブレーのものであった(アニメ版では神戸風月堂のゴーフルに変更されている)。アニメには、甲陽園駅を模した駅(光陽園駅)や西宮北口駅を模した北口駅、阪急電車を模した列車、夙川沿いの桜並木など、沿線の場所がふんだんに登場する。

作品の特色

  • 物語は、主人公である男子高校生・キョンの視点から一人称形式で進行する。
  • 地の文は、キョンの心の中の言葉である場合とキョンのセリフである場合がある。その為に内容が解りづらいという指摘もある。
  • ヒロインである涼宮ハルヒに自身の持つ力を悟らせないように、SOS団のメンバーが奔走していく話であるのでハルヒが空気になってしまうことがある。
  • 刊行順と作中の時系列が一致していない状態で物語が進んでいく。そのために、初見では多少混乱する場合がある。

    ライトノベル版の時系列

    時期タイトル収録巻数
    中学1年7月笹の葉ラプソディ(時間遡行時)3巻「涼宮ハルヒの退屈」
    中学1年7月涼宮ハルヒの消失(時間遡行時)4巻「涼宮ハルヒの消失」
    中学1年?月涼宮ハルヒの分裂(キョンの回想、夢)9巻「涼宮ハルヒの分裂」
    中学3年3月編集長一直線!(キョンの小説)8巻「涼宮ハルヒの憤慨」
    高校1年4-5月涼宮ハルヒの憂鬱1巻「涼宮ハルヒの憂鬱」
    高校1年4-5月「溜息」プロローグ2巻「涼宮ハルヒの溜息」
    高校1年6月涼宮ハルヒの退屈3巻「涼宮ハルヒの退屈」
    高校1年7月笹の葉ラプソディ3巻「涼宮ハルヒの退屈」
    高校1年7月ミステリックサイン3巻「涼宮ハルヒの退屈」
    高校1年7月孤島症候群3巻「涼宮ハルヒの退屈」
    高校1年8月エンドレスエイト(序章夏含む)5巻「涼宮ハルヒの暴走」
    高校1年11月涼宮ハルヒの溜息2巻「涼宮ハルヒの溜息」
    高校1年11月朝比奈ミクルの冒険 Episode006巻「涼宮ハルヒの動揺」
    高校1年11月ライブアライブ6巻「涼宮ハルヒの動揺」
    高校1年11月射手座の日(序章秋含む)5巻「涼宮ハルヒの暴走」
    高校1年12月(サムデイインザレイン)「ザ・スニーカー」2006年8月号掲載
    高校1年12月涼宮ハルヒの消失4巻「涼宮ハルヒの消失」
    高校1年12月「陰謀」プロローグ(時間遡行時)7巻「涼宮ハルヒの陰謀」
    高校1年12月ヒトメボレLOVER6巻「涼宮ハルヒの動揺」
    高校1年12月雪山症候群(序章冬含む)5巻「涼宮ハルヒの暴走」
    高校1年12月猫はどこにいった? 6巻「涼宮ハルヒの動揺」
    高校1年1月「陰謀」プロローグ7巻「涼宮ハルヒの陰謀」
    高校1年1月朝比奈みくるの憂鬱6巻「涼宮ハルヒの動揺」
    高校1年2月涼宮ハルヒの陰謀7巻「涼宮ハルヒの陰謀」
    高校1年3月編集長★一直線!8巻「涼宮ハルヒの憤慨」
    高校1年3月ワンダリング・シャドウ8巻「涼宮ハルヒの憤慨」
    高校2年4月涼宮ハルヒの分裂9巻「涼宮ハルヒの分裂」
    高校2年4月?涼宮ハルヒの驚愕10巻「涼宮ハルヒの驚愕」
    不明涼宮ハルヒ劇場「ザ・スニーカー」2004年8月号掲載
    不明帰ってきた涼宮ハルヒ劇場「ザ・スニーカー」2006年6月号掲載

    ※1涼宮ハルヒ劇場は3部作であり、暴走収録の「雪山症候群」内でキョンがハルヒ劇場を示唆した記憶の断片が
    あるため、「雪山症候群」前のどこかの時系列に入ると思われる。
    ※2「驚愕」については「分裂」の終わり方から見ておそらく連続した物語になると思われるので記載。

    作者

  • 谷川 流(たにがわ ながる、男性 1970年12月19日 - )

    作風

    俗に「白谷川」と「黒谷川」に大きく作品を別ける事が出来る。SF色の濃い作品から意外とも思われるがアダルトな内容を含む作品もある(官能小説というわけではない)。
    黒谷川に関しては、かなりダークな内容になっているのでハルヒが好きなファンには厳しいかもしれない。ハルヒが好きなファンには「学校を出よう!シリーズ」がお勧めである。

    <白谷川作品>
  • 電撃イージス!
  • 涼宮ハルヒシリーズ

    <グレー谷川作品>
  • 学校を出よう!シリーズ
  • ボクのセカイをまもるヒトシリーズ

    <黒谷川作品>
  • 絶望系閉じられた世界
  • 撲殺天使ドクロちゃんです(共著)

    他の作品

  • 学校を出よう!
  • 電撃!! イージス5
  • ボクのセカイをまもるヒト
  • 絶望系 閉じられた世界 ISBN 4840230218
  • 撲殺天使ドクロちゃんです(共著)ISBN 4840234434

    その他

    第1巻「涼宮ハルヒの憂鬱」は、2003年6月の出版。(著者の文庫デビュー作でもある「学校を出よう!」1巻と同時発売)。電撃小説大賞に「学校を出よう!」の元となる作品を投稿した後、その反省を踏まえて3週間で「涼宮ハルヒの憂鬱」を書きあげ、角川スニーカー大賞に投稿、大賞を受賞した。

    趣味は麻雀とバイクで意外なことに、「涼宮ハルヒの憂鬱」を書くまで同人やアダルトゲームという世界を知らなかったと語っている。

    イラスト

  • いとうのいぢ(女性、1977年8月9日 - )

    「いとうのいぢ」については、「涼宮ハルヒの人気」のいとうのいぢで詳しく記載する。