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アニメ(1期)

概要

京都アニメーション作成のテレビアニメ作品で、2006年4月から7月にかけて全14話が放送された。2007年には二期の作成が決まった。

特徴としては原作であるライトノベルに忠実な作りになっていて、キョンの語りで全編が描かれている。また、一部の設定以外は大幅な変更がなく原作の雰囲気を大切にした作りになっている。

UHFアニメとして驚異的なクオリティの高さから話題になった。実際文庫の売り上げもアニメが放送されてから売り上げが130万部から500万部超まで爆発的に伸びた。

アニメ版ではライトノベルの「涼宮ハルヒの憂鬱」、「涼宮ハルヒの退屈」、「涼宮ハルヒの暴走」、「涼宮ハルヒの動揺」の一部分とアニメオリジナルストーリーから構成された。

放映順・時系列順

テレビ放映時は原作の発行順や物語上の時系列と異なる順序でオンエアされた。そのため次回予告で時系列順に話数を言うハルヒに対し、毎回キョンがテレビ放映順での話数とサブタイトルを言って訂正している。

DVDでは最初に発売された「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」を除いて時系列順に収録されている。次回予告もそれにならう形となり、語りは長門有希に変更されている。テレビ放映時の次回予告は DVDの映像特典として収録されている。一部のTV版次回予告は「涼宮ハルヒの激奏」(DVD)に収録されている。

余談だが、「バンダイチャンネル」の有料配信は、時系列順に並べられているものの、次回予告はテレビ放映版のままとなっている。このため、「バンダイチャンネル」で時系列順に見た場合、ハルヒが言う話数が正しく、キョンが言う話数が間違いという状態になってしまう。

監督の石原立也は、放送順を時系列順と異なるものにした理由を、「原作に忠実」と「原作ファンに対するサプライズ」を両立させるためだと語っている。すなわち原作に忠実であるほど、原作を読んでいない視聴者には親切であるが、ストーリーを既に把握している原作ファンにはつまらないものとなってしまう。一方、原作ファンに配慮してアニメオリジナルの要素を加えるのは、原作の雰囲気を壊す危険を伴う。そのため、原作ファンにも「サプライズ」を提供しようとした結果が、この放送順であるという。

また、時系列と異なるといっても、長編(涼宮ハルヒの憂鬱I-VI)の間に短編が挟み込まれる形になっているだけなので、短編が長編の伏線として機能するようにもなったと語っている。DVDには時系列順に収録されているのは、もう一度DVDで時系列順に見直した結果、視聴者に新たな発見があるようにしたためだという。

原作者は「憂鬱 VI」を最終話にすることを決めたが、すると時系列が乱れるため、いっそ何も説明せずに放映順をゴチャゴチャにしてしまおう、と考えたとも語っている。シリーズ演出の山本寛が、『「超監督」涼宮ハルヒは自作映画を第1話にするのではないか?』と考えたのも理由の一つである。

アニメ版時系列順

話数サブタイトル放映時話数
01涼宮ハルヒの憂鬱Ⅰ第02話
02涼宮ハルヒの憂鬱Ⅱ第03話
03涼宮ハルヒの憂鬱Ⅲ第05話
04涼宮ハルヒの憂鬱Ⅳ第10話
05涼宮ハルヒの憂鬱Ⅴ第13話
06涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ第14話
07涼宮ハルヒの退屈第04話
08ミステリックサイン第07話
09孤島症候群・前編第06話
10孤島症候群・後編第08話
11朝比奈ミクルの冒険 Episode00第01話
12ライブアライブ第12話
13射手座の日第11話
14サムデイ イン ザ レイン第09話

構成・作画

放送順の変更は前述の通り。オープニング及びエンディングではアニメ化されていない原作のシーンカットが挿入されている。これによりダンスが途切れたため、視聴者から完全版を希望する声が寄せられ、DVD特典として収録された。
また、京都アニメーションのHPではダンス練習用にコマごとの画像を閲覧可能にしている。

京都アニメーション コンテ閲覧ページ

その他

  • オープニングや次回予告では「ゴシックMB101」、エンディングでは「太ゴB101」のフォントが使われている。アニメにおいて、プロ用(高価)の書体を採用するのは珍しいケースである。
  • 本作番宣CMや放送内の角川書店の本作DVDのCMは全て実写であり、 平野綾、監督の石原立也、シリーズ演出の山本寛が出演している。ちなみに、石原は宇宙人の姿で登場している。
  • 各話の提供画面の背景である平野綾・画の「ねこマン」は毎回違うバージョンになっている。

    他作品からのパロディ

  • 「タッチ」(放送第4話)
  • 「フルメタル・パニック!」(放送第7話)
  • 「逆転裁判」、「名探偵コナン」(放送第8話)
  • 「機動戦士ガンダム」、「銀河英雄伝説」、「宇宙戦艦ヤマト」(放送第11話)
  • 「リンダ リンダ リンダ」(放送第12話)
    など、他作品のパロディが頻繁に用いられている。

    詳しくは「涼宮ハルヒの考察」のアニメ版全話考察に記述。

    ライトノベルとアニメの違い

    原作を忠実に表現したことも特徴である。基本的に台詞を一部カットする程度の変更で、キョンのモノローグ中心のストーリー展開も導入された。

    ただし「孤島症候群」は合宿にキョンの妹が参加するなど、大幅なアレンジが加えられている。「ライブアライブ」も、アニメ向けにアレンジが加わっている。

    変更の理由や細かい変更については、「涼宮ハルヒの考察」のアニメ版全話考察に記述。

    舞台のモデル

    原作では明確に示されていないが、アニメでは兵庫県を舞台にしている。作中での背景は実際の風景が再現されており、主人公達が通う県立北高等学校(北高)のモデルは、原作者・谷川流の出身校である兵庫県立西宮北高等学校で、話の舞台は兵庫県西宮市・尼崎市とされている。
    これに合わせて、第2話の席替えのくじ引きシーンに使用された空き缶は、関西ではなじみの薄い鳩サブレーからゴーフル(神戸風月堂)のものに変更された。第4話に出てくる大学の野球チームは関西学院大学がモデルである。

    公式サイト

  • SOS Dan web site

    SOS団公式サイトは原作・アニメ共に、作中でキョンが団長である涼宮ハルヒに命じられて作成している。公式サイトはこの設定をそのまま反映させ、劇中サイトを模した、素人が適当に作ったようなものとなっている。

    放送内容や原作中の出来事の日付と連動してサイトが更新されたり、随所に隠しコンテンツがあったりする。放送終了後も突然「Not Found」になるなどの趣向が凝らされている。本来の公式サイトの機能は特設サイトに置かれている。詳しくは「涼宮ハルヒの人気」のSOS団Webサイトを参照。

    また、京都アニメーションも独自のハルヒ専用HPを持っている。涼宮ハルヒの憂鬱・京アニサイト

    メインスタッフ

    役職人物名(企業名)
    原作・構成協力谷川流
    原作イラスト・キャラクター原案いとうのいぢ
    製作総指揮安田猛(角川書店)、宇田川昭次(角川エンタテインメント)、八田陽子(京都アニメーション)、酒匂暢彦(クロックワークス)
    企画井上伸一郎(角川書店)、山下直久(角川書店)
    企画協力角川スニーカー文庫編集部(野崎岳彦、坂本浩一、竹中敬)少年エース編集部(渡辺啓之 見野善則)
    企画プロデューサー安田猛(角川書店)、伊藤敦(角川書店)、八田英明(京都アニメーション)
    アソシエイトプロデューサー鈴木智子(角川書店)、武智恒雄(クロックワークス)、中嶋嘉美・室市剛人(2人共にビッグショット)
    監督石原立也
    シリーズ演出山本寛
    超監督涼宮ハルヒ
    シリーズ構成涼宮ハルヒと愉快な仲間たち
    キャラクターデザイン・総作画監督池田晶子
    動画検査中野恵美、栗田智代、中峰ちとせ、村山健治、清原美枝
    美術監督田村せいき
    美術監督補平床美幸(放送第5話以外すべて)、鵜ノ口穣二(放送第5話のみ)
    美術設定田村せいき(放送第1-4、7、9-11、13、14話)、平床美幸(放送第4-7話)、鵜ノ口穣二(放送第11話)
    色彩設計石田奈央美
    色指定検査下浦亜弓、石田奈央美、竹田明代、高木理恵
    特殊効果三浦理奈
    メカニカルデザイン海老川兼武(放送11話のみ)
    撮影監督田中淑子
    設定高橋博行
    編集重村建吾(スタジオごんぐ)
    音響監督鶴岡陽太(楽音舎)
    音楽神前暁
    音楽プロデューサー斎藤滋(ランティス)
    音楽制作ランティス
    音響効果森川永子(ちゅらサウンド)
    録音矢野さとし
    録音助手田中文章
    音響制作担当杉山好美(楽音舎)
    録音スタジオスタジオごんぐ、アオイスタジオ
    音響制作楽音舎
    プロモーション蜂谷誠一、西山洋介
    ホームページ制作須子博方(キャラアニ)
    ロゴデザイン中デザイン
    オンライン編集IMAGICA
    エディター金沢直樹
    オンライン編集担当尾出敬子
    アシスタントプロデューサー山口真由美(京都アニメーション)
    設定マネージャー栗原一樹
    制作マネージャー栗須貴大、富井涼子、八田真一郎
    制作協力伊藤正人・佐藤久美子(2人共に富士見書房)※第9話のみ
    アニメーション制作Kyoto Animation
    製作協力ビッグショット
    製作SOS団(角川書店、角川エンタテインメント、京都アニメーション、クロックワークス)

    楽曲

    オープニングテーマ

  • 「恋のミクル伝説」(放送第1話)
    作詞:涼宮ハルヒ(山本寛)、作編曲 : 涼宮ハルヒ(神前暁)歌:朝比奈みくる(後藤邑子)
  • 「冒険でしょでしょ?」(放送第2話 - 第13話)
    作詞:畑亜貴、作曲:冨田暁子、編曲:藤田淳平歌:平野綾

    ※放送第10話と第14話は構成上オープニングテーマがカットされている。

    エンディングテーマ

  • 「ハレ晴レユカイ」(放送第1話 - 第13話)
    作詞:畑亜貴、作曲:田代智一、編曲:安藤高弘、歌:平野綾・茅原実里・後藤邑子
  • 冒険でしょでしょ?(放送第14話)

    以上の作品のプロデュース(表記上はSuper Producer)は、涼宮ハルヒが務めているという設定である。

    挿入歌

  • 「God knows...」、「Lost my music」(ともに放送第12話で使用)

    いずれも「涼宮ハルヒの詰合」に収録されている。

    挿入曲

  • モーリス・ラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲 夜明け - 第11話「射手座の日」
  • ピョートル・チャイコフスキー「交響曲第4番」 - 同上
  • ドミートリイ・ショスタコーヴィチ「交響曲第7番」 - 同上
  • グスタフ・マーラー「交響曲第8番」 - 第14話「涼宮ハルヒの憂鬱 VI」

    放送局


    放送局放送時間
    チバテレビ毎週日曜日24:00~(4月2日~)
    テレ玉毎週日曜日25:30~ (4月2日~)
    tvk毎週月曜日25:15~(4月3日~)
    テレビ北海道毎週月曜日26:00~(4月3日~)
    KBS京都毎週月曜日25:30~(4月3日~)
    東北放送毎週火曜日26:00~(4月4日~)
    サンテレビ毎週火曜日24:00~(4月4日~)
    東京MXテレビ毎週水曜日25:30~(4月5日~)
    テレビ愛知毎週水曜日26:28~(4月5日~)
    広島ホームテレビ毎週土曜日26:05~(4月8日~)
    TVQ九州放送毎週土曜日26:40~(4月8日~)

    海外

    台湾では2008年1月5日21時00分(中原標準時)よりアニマックス台湾にて放送開始(各回2話放送)
    韓国では2008年1月11日22時00分(韓国標準時)よりアニマックス韓国にて放送開始(各回2話放送)

    評価

    受賞歴

  • 2006年11月、第11回アニメーション神戸作品賞 テレビ部門、ラジオ関西賞(主題歌賞)
  • 2007年、第6回東京国際アニメフェア優秀作品賞 テレビ部門
  • DVD・オブ・ザ・イヤー2006(DVDナビゲーター)優秀TVアニメ・OVA賞

    売り上げ

    DVD累計販売枚数は日本国内で80万セット超。アメリカでは6万セットを売り上げた。放映されていないアメリカでの売り上げについての説明は「涼宮ハルヒの人気」のYOUTUBEで詳しく記述している。

    再放送について

    月刊ニュータイプ2009年4月号(2009年3月10日発売)にて、 改めて涼宮ハルヒの憂鬱を放送を行なうことが発表された。
    特徴としては、一期よりも放送エリアも放送局も大きくネット配信としてYoutubeが追加されている。

    放送地域放送局放送期間放送日時
    兵庫県サンテレビ2009年4月2日-木曜24時40分-25時10分
    埼玉県テレ玉2009年4月2日-木曜25時00分-25時30分
    新潟県新潟テレビ212009年4月2日-木曜25時45分-26時15分
    東京都東京MXテレビ2009年4月3日-金曜26時30分-27時00分
    神奈川県tvk2009年4月3日-金曜27時15分-27時45分
    福岡県TVQ九州放送2009年4月4日-土曜26時40分-27時10分
    和歌山県テレビ和歌山2009年4月5日-日曜25時10分-25時40分
    北海道テレビ北海道2009年4月6日-月曜25時30分-26時00分
    京都府KBS京都2009年4月7日-火曜25時00分-25時30分
    広島県広島テレビ放送2009年4月7日-火曜25時29分-25時59分
    千葉県チバテレビ2009年4月7日-火曜26時00分-26時30分
    奈良県奈良テレビ2009年4月7日-火曜26時00分-26時30分
    宮城県仙台放送2009年4月7日-火曜26時08分-26時38分
    愛知県メ~テレ2009年4月14日-火曜27時25分-27時55分
    ネット配信(角川アニメチャンネル)Youtube2009年4月15日-水曜

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